ChatGPT4とMidjourneyを組み合わせて「招き猫」を創ってみた
先日「D2Cシャンプーのパッケージを画像生成AI「Midjourney」で創る」や「MidJourney(ミッドジャーニー)を使ってデザイナーがパッケージを創ってみた」という記事で、Midjournyを使った商業デザインの制作過程を記事にしましたが、今回は新しくなった、ChatGPT4と一緒に画像生成ジェネレーティブAI「Midjourny」を使ってプロダクトデザインを実施しましたので、そのアウトプットや過程を紹介したいと思います。
ChatGPTにデザイナーとマーケッターの人格を付与
あなたは「優秀なデザイナーでマーケティング担当者」です。以下の前提条件をもとに、日本国内の市場で、売れる「招き猫」の原案を考えてください。
前提条件
・ターゲットはアートに興味があるニューリッチ
・単価は5,000円以上
・SNSなどでも話題になりそうなデザイン
ChatGPTが描いた招き猫は?
モダンアート招き猫
1.伝統的な招き猫のフォルムをベースに、シンプルで洗練されたモダンアートスタイルを取り入れます。
2.ゴールド、シルバー、ブロンズといった高級感のあるメタリックカラーを使用し、独特の輝きを演出します。
3.モダンアートの代表的な技法である立体主義や抽象表現主義を取り入れ、一般的な招き猫とは一線を画したデザインに仕上げます。
4.招き猫の持つ縁起物としての意味を強調するため、金運や仕事運、恋愛運を象徴するアイコンやモチーフをアート的なタッチで描きます。
5.各作品には限定シリアルナンバーを刻印し、コレクターズアイテムとしての価値を高めます。
MidjourneyのプロンプトをChatGPT4で出力
今回はプロンプトまで考えてもらいます。
出力してもらったプロンプトは以下
Design a modern art-inspired Maneki-Neko (Lucky Cat) that targets affluent art enthusiasts in Japan. The design should have a price point of at least ¥5,000 and incorporate elements that will make it a popular topic on social media platforms. Incorporate a sophisticated and unique style using metallic colors like gold, silver, and bronze. Integrate famous modern art techniques such as Cubism and Abstract Expressionism. Emphasize the lucky symbolism of the Maneki-Neko by including icons or motifs that represent good fortune in areas like wealth, work, and love. Each piece should have a limited edition serial number to enhance its value as a collector’s item. Ensure the design is visually stunning and suitable for marketing on social media platforms.
ChatGPT4によるプロンプト
Midjourneyでプロンプトから画像を出力
いくつかバリエーションを創ってみました。
ChatGPTでの生成は調整が難しい
プロンプトまで最速で組み上げてくれるので、非常に楽なのですが、自分自身で組み上げたプロンプトではないので、微調整が非常に難しいのが難点ですね。プロンプトも要望を全部盛り込んでしまうので、欲張ったものが出力されて、商品にエッジが効きづらいというのはあります。
1からプロンプトを組み上げて制作した招き猫
「ちょっとふてくされたゴールドの招き猫」
細かくプロンプトを書いたほうがイメージには繋げられますし、触りながらインスピレーションも湧いてきますね。
ただ、プロンプトの構成などを考えず、短時間でクリエイター以外の方が、さっと思い描くものを創りたい場合はChatGPTとの組み合わせはオススメです。