Claude 3 の連鎖プロンプト「プロンプトチェーン」を試す
Claude 3に限らず、LLMは、1つのプロンプトを複雑にすればするほど、タスクがうまくいかなくなる可能性が高まります。そのため複数のステップに分解、タスクを分けプロンプトを連鎖させることで、パフォーマンスを維持することが可能です。
今回は公式ドキュメントのプロンプトチェーンというテクニックを紹介しながら検証してみます。
プロンプトチェーンの例
公式でわかりやすいもので文字の校正を行ってもらえる例がありますので試しに出力してみました。tazikuで書いた記事を少し間違いを含ませて出力してみます。
ここに記事があります: Claude 3にプロンプトを適切に伝えるので、XMLタグはプロンプトを構造化しClaudeの応答をガイドに強力なツールとして、公式のリファレンスにも記載されています。今回はClaude 3でXMLタグを使用すて方法をまとめていきます。
記事内の文法上の誤りを指摘してください。エラーのリストのみを返信してください。それ以外は何も入力しないでください。文法上の間違いがない場合は、「エラーはありません」と言います。
出力結果
1.「伝えるので」は「伝えるにあたり」が適切です。
2.「ガイドに」は「ガイドするための」が適切です。
3.「使用すて」は「使用する」が適切です。
プロンプトチェーンの使い所
複数ステップのタスク、複雑な指示、出力の検証、並列処理などでは、精度向上に一役買ってくれそうです。今回は出力の検証でのデモでしたが、公式にはその他の事例もありますので、公式ドキュメントも是非ご覧ください。