Claude 3 でXMLタグを利用する
Claude 3にプロンプトを適切に伝えるにあたり、XMLタグはプロンプトを構造化しClaudeの応答をガイドするための強力なツールとして、公式のリファレンスにも記載されています。今回はClaude 3でXMLタグを使用する方法をまとめていきます。
XMLタグについて
一般的にXMLタグとは、<tag></tag>といった形で、開始タグと終了タグで構成され、コンテンツをそのタグで囲うことが可能です。例えば<fruits>りんご</fruits>こうすることで、文章内のどの部分が何にあたるのかを構造化することが可能です。
XMLタグを利用する意味
公式のリファレンスには以下のようなメリットがあると明記されています。
・精度の向上
・より明確な構造
・後処理が簡単に
XMLタグを用いたプロンプト例
指示とコンテンツ、例を分離することによってより明確に指示を組み込むことが可能です。
この文書を分析し、以下の指示に従って、例に示されている形式に従って詳細な要約メモを作成してください。
<document>
{{DOCUMENT}}
</document><instructions>
{{DETAILED_INSTRUCTIONS}}
</instructions><example>
参照元:XMLタグを使用する
{{EXAMPLE}}
</example>
この場合、documentタグに原文を入れ、instructionsに指示、exampleに例示をいれて構築します。
より明確に構造化することで修正も簡単に
こうして構造化することにより、プロンプトの修正や調整が用意になるという副次的なメリットもあると思います。組織で共通化することで、プロンプトの研ぎ澄ましも容易になるため是非取り入れたいテクニックです。
参照元:XMLタグを使用する