Midjourneyのインペイント機能「Vary (Region)」で手と指の修正を検証
先日実装された、Midjourneyのインペイント機能「Vary (Region)」。画像の一部を書き換えてくれる便利なツールですが、今回はAIが苦手とされる手と指をどこまでコントロールできるのかを試してみました。
手と指の精度は上がっている
特に何も対策をしなくても、Midjourneyでは少し前よりもかなり手と指を正確に描けるようになってきました。少なくとも指がぐちゃぐちゃになったり、指が増えたりという現象はかなり減ってきていますが、今回はあえて、崩れている手をどこまで調整できるかを試すために指がおかしくなるまで生成しそれをベースに修正行っていきます。
指の数を修正
ベースの画像は以下の通り六本指になってしまっている画像を調整していきます。
領域を修正に用いたプロンプトはシンプルに「5 finger」となります。
一回では上手く修正できず、なかなか難しい結果になりましたが、何回か調整していると良いのも生成されたりします。Vary(Subtle)も試しましたが調整は難しかったです。
手の形を修正
同じ画像で今度は手を広げているのを、グーにしてみます。プロンプトは「PUNCH HANDS」で修正。
グローブみたいなものをしてしまっていますが、指の数よりはすんなりと調整ができた感じがします。
まとめ
課題になっている手や指をコントロールするのは、現状では不可能ではないが、完璧に簡単にという感じはないという結果でした。とはいっても少し前よりも初期生成時の精度は格段にあがっているのと、インペイントがリリースされたことで修正・調整が可能になったのは非常に大きい思います。今後の発展にもますます期待したいところですね。