Runway Gen-2のマルチモーションブラシのアニメ風イラストを動画化
テキストや画像から動画を生成可能な生成AI、Runway Gen-2がリリースした、画像中の複数の要素の動きを同時に制御するマルチモーションブラシ。前回「Runway Gen-2のマルチモーションブラシの基本と日本人女性を動画化」という記事で、基本と実写の動画の変換についてお伝えしましたが、今回はアニメのセルルック風イラストを動画化していきます。
動画の動きを設計
上記の鳥が枝に止まっているイラストを動画化していきます。今回は鳥が二人で顔を寄せ合っているシーンで、背景のサクラのが静かに揺れている動画を生成していく方針で設定を行っていきます。
動かす範囲をマルチモーションブラシで指定
鳥はあまりにも大きな範囲を指定してしまうと破綻するので、顔の部分だけ少し指定して、お互いの方向に向けて動くようにHorizontalを指定。サクラは左右別々に動かすため、異なるブラシを使います。
生成結果
マルチモーションブラシを上手く使うためには
領域の範囲とパラメーターの設定が大きく影響します。特にパラメーターは大きく動かそうとして5とか数字を入れると元のイラストが破綻してしまうため、イラストなどをベースに利用する場合は0.5〜1程度がおすすめです。
今後ますますショート動画などマイクロコンテンツでは生成AIが利用されていきそうです。
Runway
https://runwayml.com/