動画生成AI「Kaiber.ai」のtxt2videoを試してみた
MidJourneyやStable Diffusionなど、様々な生成系AIについて紹介してきましたが、今日紹介するのは、様々な方法で動画が生成できる動画生成AI「Kaiber.ai」です。
txt2video、img2video、video2videoと様々な方法で、動画を生成することができます。
利用方法と料金
Kaiberからアカウントを生成し、Freeプランを選択すると30クレジットが付与され、すぐに試すことができます。Freeプランはウォーターマークが出現するのと、txt2video、img2video(制限付き)の2種類の生成方法が選べます。
1秒動画を生成するのに1クレジットがかかるので、フリーのクレジットで生成できるのは30秒となります。ProPlanであれば、年間契約で10ドル、月額だと15ドルで1000クレジットが付与されます。
今回はプロプランに契約し、動画生成を試してみました。
txt2videoで動画を生成
txt2videoで動画を生成するには、右上の「+CREATE VIDEO」から生成画面に進みます。今回は、txt2videoのため、upload filesで何もアップロードせず、右下の「SKIP TO PROMPT」からプロンプトを打ち込みます。
プロンプトは2つに別れていて「select a subject」でどんな動画を作成するか?をまず決定します。その後、「style a subject」でテイストや画風を決めていきます。テンプレートもいくつか用意されていますが、今回は独自のプロンプトを創って、動画を創ってみます。
select a subject:Girl reading newspaper in futuristic city(未来都市で新聞を読む女の子)
style a subject:Anime,illustration,deformed,ultra-detailed,vivid, beautiful detailed dynamic lighting,masterpiece(アニメ風、クオリティプロンプトをいくつか)
こちらで生成してみます。
プロンプトを入力したら、秒数や画角、カメラワークを決めて行きます。Evolve: 6 (lower = more stable, higher = more wild)については、低いほどプロンプトに忠実、高いほど、独自に解釈して生成します。この当たりは一般的な生成AIの考え方ですね。
今回は8秒、9:16の縦型、カメラワークはZoom In、Evolve: 6 で生成。
生成した動画
おおよそ動画は30秒程度でプレビューが4つ提示されます。プレビューの段階でイメージが異なったら、再度プロンプトは指定し直すことが可能です。生成された動画は以下。
https://www.youtube.com/shorts/4qYZUKZzgtU
流石に画像生成系のAIと比べると、描画の粗さは目立ちますし、動画というよりは、画像の連続というイメージですが、これはこれで世界観がありますね。今後の進化に期待したいサービスです。次はimg2videoを試してみたいと思います。