ControlNet scribbleを利用してキャラクター描く場合のパラメータ検証
![](https://taziku.co.jp/taziku_w_p/wp-content/uploads/2023/05/ai-s.jpg)
ラフラフの絵や、ものすごいざっくりしたイラストから、イラストレーションを仕上げてくれる、ControlNetのscribble。粗いイラストや棒人間からもモデルに合わせたイラストを制作してくれますが、今回は実際のイラストを利用して、ControlNetのscribbleでイラストを清書した際のパラメータの違いを検証してみました。
scribbleの利用方法
ControlNetが拡張機能としてインストールされていれば、UI上に表示されているはずです。Enableにチェックを入れて、preprocessorにscribble_hedを選択、モデルにcontrol_v11p_sd15_scribbleを選択します。
生成
元絵をimg2imgに入力して、品質プロンプトを入れ生成してみます。今回は、Denoising strength(ノイズ除去強度)の値でどこまでイラストの原型が残るのかを検証していきます。
![](https://taziku.co.jp/taziku_w_p/wp-content/uploads/2023/05/sc_st01.jpg)
元絵K&Kデザイン提供
Denoising strength 0-1までを生成
![](https://taziku.co.jp/taziku_w_p/wp-content/uploads/2023/05/sc_st02-2.jpg)
0.4ぐらいから、キャラクターにAIの影響が出始めます。0.6ぐらいから、原型に無いパーツが出現し始めます。0.8以降からは背景も含めて、原型のベースはありますが、大きくキャラクター性が乖離していきます。
適正な値は?
下絵を活かすのであれば0.4から0.5、大胆にアレンジを加えるのであれば0.8を超えてもいいかもしれません。かなり値によって印象が変わりますので、Denoising strengthの値はかなり重要になりそうです。
ラフ絵からイメージを膨らませたり、ラフ絵の精度を上げてイメージを掴むにはとても良い機能だと思います。もっと雑な絵でも対応できるみたいなので、どこまでラフで成り立つのかなども今後検証していきたいと思います。
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