「DALL-E 3」とChatGPT(ADA)でQRコードアートを作成
OpenAIによる生成AI「DALL-E 3」で様々な実験を繰り返してきましたが、今回はWEB上でも話題になっている「DALL-E 3」とChatGPTのAdvanced data analysisを組み合わせてQRコードを生成を試してみました。
DALL-E 3 とは?
DALL-E 3はOpenAI社が開発公開した画像生成AIで、自然言語のやりとりで画像生成を行うことが可能です。現在はChatGPTのPlusとEnterpriseの2つの有料プラン、またはMicrosoft BingのImage Creatorにて利用することが可能です。
その他の画像生成AIとの大きな違いは、ChatGPTとの統合と、プロンプトの理解力となり、曖昧に投げた指示もChatGPTが的確にプロンプト化して投げることで、想像に近い画像を生成することが可能です。
DALL-E 3でQRコードアートを作成
DALL-E3に依頼してQRコードを含んだアートワークを出力してもらいます。
デジタルトレーディングカードのようなQRコードを作成したい。
中央にQRコードがあり、外枠にはアート感のあるイラストレーションでデザインしてください。
画像が生成されます。このQRコードについては、ダミーのQRコードのため読み取ることはできません。次にQRコードを作成します。
Advanced data analysisでQRコードを生成
QRコードを生成します。これはADAでうまくいかない場合は、QRコード生成アプリケーションでも問題ありません。
Advanced data analysisで合成
QRコードをADAに頼んで、合成してもらいます。実際に合成した画像は以下のとおりです。かなり合成はシビアなので、ChatGPTでは位置がズレたり、細かい調整がものすごく大変でした。画像編集ソフトが利用できる方であれば画像編集ソフトを利用したほうが遥かに早く合成できると思いますが、張り込む感じであれば頑張れば実行可能です。
見た目は代わりませんが、tazikuのサイトにQRが差し替わっているのがわかります。画像をなじませたりは難しいみたいでです。
アイデアしだいで利用方法は無限に広がる
ただ画像を生成するだけでなく、使い方次第で生成AIから得られる恩恵は大きく変わりそう。頭を柔らかくして生成AIに向き合っていきたいですね。