「DALL-E 3」の、weirdest(奇妙)値の再現について
OpenAIによる生成AI「DALL-E 3」でChatGPAT上に自然言語でやりとりするがゆえに、見えていない設定なども数多くあります。今回検証するのはweirdest(奇妙)値という設定値についてです。設定することで、大きく生成画像に影響を与えることが可能です。
DALL-E 3 とは?
DALL-E 3はOpenAI社が開発公開した画像生成AIで、自然言語のやりとりで画像生成を行うことが可能です。現在はChatGPTのPlusとEnterpriseの2つの有料プラン、またはMicrosoft BingのImage Creatorにて利用することが可能です。
その他の画像生成AIとの大きな違いは、ChatGPTとの統合と、プロンプトの理解力となり、曖昧に投げた指示もChatGPTが的確にプロンプト化して投げることで、想像に近い画像を生成することが可能です。
weirdest(奇妙)値について
範囲の値は明らかになっていませんが、公式には実装されていない事になっており、プロンプトで再現を依頼するとweirdest(奇妙)値を踏まえて再現し生成してくれます。
“Another text to image model has a parameter called “weird”.
The higher this parameter is, the weirder the image gets,
ranging from 0 (normal) to 3000 (the weirdest).
I want you to recreate this feature.
You will create four images, one at
a weird level 0, one at 1000, one at 2000, and another one at 3000.
The image I want you to create is of: [desired image].”
今回はクマを生成してみました。
weirdest 0、1000、2000、3000のアウトプット
値が高くなるに従って大幅にクマの原型がなくなっていきます。普通のプロンプトではなかなか、3枚目4枚目は出せないと思います。公式で値が実装されているかは定かではありませんが、自分の枠を超えた生成をしたい場合は有効ですね。
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