Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)を特定のバージョンに戻す
先日「Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)のアップデート手順」という記事で、Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)のアップデートの方法について紹介しましたが、今回は特定のバージョンに戻す方法を解説したいと思います。
バージョンアップしたけど、特定のプラグインが動作しないとか、不具合が多く、一旦安定していた元のバージョンに戻したいという方はお試しください。
戻したいバージョンのコミットハッシュを確認
まずは、「Stable Diffusion web UI」がインストールされているフォルダを開き、何もない場所を右クリックして、「Git Bash Here」を選択します。
コマンドプロンプトが開いたら以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。これは、過去のバージョンのコミットハッシュを取得するためのコマンドです。
git log
もし、戻したいバージョンのコミットハッシュを控えている場合はこの手順は飛ばして頂いて構いません。
Stable Diffusion web UIをダウングレード
上記と同様の手順で、Gitを立ち上げます。立ち上げたら以下のコマンドを入力、仮に戻したいバージョンのハッシュは「86ff43b930077aa41439c570fe41ad5de910455d」とすると、以下のようなコマンドになります。
git checkout 86ff43b930077aa41439c570fe41ad5de910455d
コマンドを入力して処理が完了すれば、ダウングレード作業は完了です。
「Stable Diffusion web UI」を起動
アップデート完了したら、「webui-user.bat」から「Stable Diffusion web UI」を起動します。いつも通り、ローカルURLが表示され起動が成功すればダウングレード完了です。
どうしても前のバージョンでしか実行できないことがあったり、不具合があった場合、簡単にダウングレードできるのは便利ですね。もしそういった場合は一度安定バージョンに戻してみましょう。