Chat GPT APIの基本。モデル、価格、トークンの数え方まで
先日、OpenAIによって提供されている自然言語処理の大規模な言語モデルAIチャット「ChatGPT」のAPIの提供が開発者向けに開始されました。
ChatGPTのモデルをアプリなどにも組み込めるようになるということで、今回は「ChatGPT」のAPIについて採用されているモデルや価格などを調べてみました。
モデル
ChatGPT APIのモデルは基本的にはgpt-3.5-turboが大きく打ち出されていて、gpt-3.5-turboはテキストを一連のデータとしてChatGPT APIに送ることで、様々な会話シナリオに対応ができるモデルとなっているとのことです。
その他ファインチューニングができるモデルなども公開されており、Ada、Babbage、Curie、Davinciなどそれぞれに特徴があるモデルのAPIも公開されていますが、それぞれ特色が有り、公式ではそれぞれのモデルの特徴を掴むために、実践してみることをおすすめしています。
また現状はChatGPT4のAPIもリリースされており、8K contextバージョンと、32K contextバージョンが用意されています。
何回かの価格改定を経て、かなり発表当初よりは価格が下がってきています。特性や用途に応じてモデルは選択するようにしましょう。
価格(2024年1月4日更新)
価格については全て1,000トークンあたりで換算されモデルごとに価格が異なります。
gpt-4-1106-preview
・input:$0.01 / 1K tokens
・output:$0.03 / 1K tokens
gpt-4-1106-vision-preview
・input:$0.01 / 1K tokens
・output:$0.03 / 1K tokens
GPT-4
・input:$0.03 / 1K tokens
・output:$0.06 / 1K tokens
gpt-4-32k
・input:$0.06 / 1K tokens
・output:$0.12 / 1K tokens
gpt-3.5-turbo-1106
・input:$0.001 / 1K tokens
・output:$0.002 / 1K tokens
gpt-3.5-turbo-instruct
・input:$0.0015 / 1K tokens
・output:$0.002 / 1K tokens
最新の価格やその他モデルついての詳細は公式のプライスページを参照
https://openai.com/pricing
トークンの消費目安
1000トークンの目安としては、英語の場合はおおよそ750ワード程度になるそうです。
Multiple models, each with different capabilities and price points. Prices are per 1,000 tokens. You can think of tokens as pieces of words, where 1,000 tokens is about 750 words. This paragraph is 35 tokens.
上記ワードでおおよそ35トークンとのこと。
トークンについては、Tokenizerというツールが用意されており、リアルタイムにテキストを入力するとトークン数を返してくれます。
Tokenizer
https://platform.openai.com/tokenizer
APIがリリースされたことで、さらにAIが広がる
すでに国内でも様々な利用例やアイデアが形にされていっています。APIがリリースされたことでより、ローカライズされたエッジの効いたAIサービスが現れそうです。
APIを利用してプロダクトを創る方は、OpenAIから、ブランドガイドラインもリリースされていますので、合わせて見ていくことをおすすめいたします。詳しくは「OpenAIブランドガイドラインについて解説」をご覧ください。