Midjourney (ミッドジャーニー)seed値を使って生成画像を微調整する
様々な画像をプロンプトで指示することで、AIが画像を生成してくれるジェネレーティブAIサービス「Midjourney (ミッドジャーニー)」。今回は、ミッドジャーニーで生成された画像をseed値を使って微調整する方法を紹介したいと思います。
Seed値とは?
Seed値とは、生成された画像にseed値が設定されています。seed値とプロンプトが全く同じであれば、同一の画像が生成されやすくなります。これを利用してseed値を指定して生成することで、同じ画風で微調整を行っていく方法で実践したいと思います。
まずはベースとなる画像を生成してみます。キャラクターの方がわかりやすいため、正面を向いた女性を書いてもらいます。
プロンプト:Woman facing front,manga,kawaii,high quality
何回か生成して、良さそうな画像タイプを決定、これを元に調整していきます。
Seed値の確認方法
Seed値はボットに指示しないと見えないようになってい、生成された画像の「リアクションをつける」から「封筒マーク(:envelop:)」を送ると、botがseed値を返してくれます。
Seed: 1478596753と返答があり、このseed値を付けて生成していきます。
Seed値を指定してプロンプトを足して生成
+Anime
+Beautiful
+cute
+art
ベースを守りつつ追加したプロンプトが画像に反映
Seed値を固定したことで、同じ絵柄で生成されながらもタッチ違いが生成されていますね。細かくタッチを変えた、生成された画像を保ちつつニュアンスを変えたいときには非常に便利ですね。
ちなみに、パラメーター「–ar」を付与して生成された画像の画角を変えつつseed値を固定すると、絵柄が変わります。seedを固定しても絵柄は変わってしまいました。
そのため画像の調整に入る前に、アウトプットしたい画角は決めておいた方が良さそうです。
現状もSeed値を使った画像調整は有効ですが、より簡単にキャラクターを固定して絵柄を微調整できるRemix modeがリリースされています。絵柄をもっと詳細に調整したいという方は是非Remix modeをお試しください。
Remix modeの解説記事は「Midjourney(ミッドジャーニー)の Remix modeの使い方や生成結果のまとめ」からどうぞ。
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