「アイノサキ」メイキング コンセプトデザイン編
生成AIを象徴する存在を目指すプロジェクトで生まれたアイノサキ。AIテックの株式会社タジクと、アニメ制作会社のK&Kデザイン、デジタルクリエイティブスタジオSOPHIE.STUDIOの三社で動き出したプロジェクト。先日プレスリリース「AIアニメプロジェクト、新キャラクター「アイノサキ」を発表!生成AIを象徴する存在を目指す」でその概要を紹介しましたが、今回からキャラクターができた経緯をまとめていきたいと思います。
今回はコンセプトデザイン編をお伝えします。
コンセプトを定める
今回のプロジェクトのゴールをまず定めることに、様々な議論の末、今までの新しい技術を象徴するキャラクターは、初音ミクだったりキズナアイだったり、その技術を象徴するキャラクターが登場し、新たな文化を前に推し進めてきている歴史がある。そんなところから、このプロジェクトで生み出すキャラクターは、生成AIを牽引するようなキャラクターにしたいということがメンバーの中でまとまってきました。
そのゴールを叶えるためには、どんなキャラクターか適任かを考えていく中で、ファンタジーでは無く、現代社会よりもちょっと先に生きている世界線のキャラクターを作成しようと話がまとまりました。
AIでキャラクターから創ろうと試みるが…
まずAIのキャラクターだから生成AIでキャラクターをとにかく作成して、リファレンスを探ろうという話になりましたが、これは失敗でした。コンセプトも何も決まっていない段階で、ビジュアルからフワッと方向性を探ろうとしてしまい何も決まらず、このやり方は間違っているということだけがチームメンバーで共有となりました。
ただ決定には至らなかったものの、チームでキャラクターを創る最初の動きとして、こういう方向性でいきたいという思いを共有するのに絵があるのは非常に助かりました。
最初のリファレンスは手書きで
生成AIを全面としてプロジェクトですが、コンセプトデザインのベースは手書きのラフカット。コンセプトが固まったら、それにフィットしたキャラクターの絞り込んでいくのはまだまだ手書きのほうが様々な意見をダイレクトに反映できるのは良い。
こうして、コンセプトを元にベースメントのラフカットが生まれてきました。
AIアニメプロジェクト
https://ai-anime-pj.com/