Spatial (スペイシャル)で簡単に独自のスカイボックスを作成する方法
様々なワールドテンプレートが用意されている、メタバースサービスSpatial (スペイシャル)ですが、スカイボックスも簡単に変更できるようになっており、独自のスカイボックスを利用することができます。今日はSpatial (スペイシャル)で使えるスカイボックスの作成から設定方法までをご紹介します。
スカイボックスの素材を作成
現状はjpgを一枚セットするだけでスカイボックスが切り替わるという形にはなっておらず以下の手順を踏む必要があります。
1.スカイボックスのベース写真を準備
2.Spatial用のテンプレートに合わせてCGデータに加工
3.スカイボックスのCGをワールド内に設置
4.スカイボックスをワールドに設置
順を追ってご紹介します。
1.スカイボックスのベース写真を準備
写真はパノラマ写真が必要となります。今回はCC0ライセンス(CC0が適用されると、あらゆる人が、商用利用も含め、いかなる方法、いかなる目的であっても利用することが可能になるライセンス)で提供されている「Poly Heven」から探します。
今回は巨大スタジオの中に設置された仮想世界をイメージしてスタジオの写真をお借りました。
2.Spatial用のテンプレートに合わせてCGデータに加工
Spatial (スペイシャル)用のテンプレートは公式サイトのマニュアルから取得することが可能です。ページ内の「Click Here to Download Skybox Template」からテンプレートをダウンロードしましょう。
その後、「GLTF to GLB Packer」のページを開き、テンプレートファイルと先程のjpg画像をまとめてドラッグすると「out.glb」というファイルが生成されます。
3.スカイボックスのCGをワールド内に設置
生成されたGlbをSpatial (スペイシャル)に読み込むと、丸い空間を閉じ込めたような球体が表示されます。
4.スカイボックスをワールドに設置
設置されたスカイボックスをクリックして右から3番目の山のマーク「set custom Environment」をクリックするとset Customというモーダルが出現し、skyboxを選択するとスカイボックスが設置されます。ただテンプレートのワールドでは、独自のスカイボックスは機能しないようです。
テンプレートを切り替えて確認無事反映が確認できました。
スカイボックスをクリアにしたい場合は?
右下のメニューから「Environment 」→「Environment Settings」内部の「Clear Custom skybox」を選択するとディフォルトに戻りますので、簡単に入れ替えたり試したりができます。
スカイボックスで空間の独自性を
独自のスカイボックスを設置すると一気に空間の雰囲気が変わるため、カスタムのCGでワールドを作り込むのは難しいけど、空間に独自性を持たせたいという方は是非お試しください。