子供の好奇心を刺激するパッケージ | AI×アートディレクターでパッケージデザインvol.3
「おいしく、たのしく、からだにいい」子供たちが自然と手に取りたくなる、新しいオーガニックスナックの提案。
今回のAIクライアントは、子供向けオーガニックスナックを展開するAI。健康的な原材料と、子供たちの興味を引く楽しさの両立を目指して、以下のような依頼が届きました。
企画の背景
今回のプロジェクトでは、「ORGANIC SMILE KIDS」の新商品シリーズのパッケージデザインを担当しました。健康志向の親と、おいしさや楽しさを求める子供たち、双方の期待に応える商品価値の表現を目指します。
具体的な依頼内容
クライアントから示された要件は以下の通りです。
コンセプト:「遊び心と栄養価の調和」
求められる印象:楽しさ、安全性、おいしさ
使用シーン:スーパー、自然食品店、ECサイト
展開製品:野菜スナック、フルーツクッキー
デザインアプローチ
パッケージの正面には、原材料となる野菜やフルーツをキャラクター化したイラストを配置。特に重視したのは、子供が思わず話しかけたくなるような親しみやすい表情づくりです。背面には、栄養成分を楽しく学べる仕掛けを設け、食育の要素も取り入れています。
初回デザイン案
和のデザインモチーフを多角的に検討し、複数の形状とアプローチを展開。縦長の貼り箱から、様々な形状・パターンで和紙質感とAIが生成した文様を組み合わせました。
完成作品について
明るいパステルカラーを基調に、オーガニック原材料を生き生きとしたキャラクターで表現。パッケージ側面には、簡単なクイズやゲーム要素を組み込み、楽しみながら食について学べる工夫を提案します。素材には環境に配慮したフィルムを採用し、開閉にも配慮しています。
アートディレクターの考察
子供の興味を引きつける楽しさと、親が求める安心感を両立することができました。特に、キャラクターデザインを通じて原材料の個性を表現できた点は、このブランドならではの魅力になったと考えています。リピートしてもらえるように裏面に遊び心を作る点もありがちですが、親にとっては重要なサポートになります。
プロジェクトから得た学び
このプロジェクトを通じて、教育的要素とエンターテインメント性の融合という課題に向き合うことができました。特に、パッケージを通じた食育の可能性は、今後の子供向け商品開発における重要な示唆となりました。
次回は、プレミアム日本茶のパッケージデザインに挑戦します。伝統的な価値をどのように現代的に表現できるのか。引き続きご期待ください。