AIが創り出す近未来基地!メタバース空間で没入体験 AI-AR 番外編
いつものAI-ARプロジェクトとは一味違う試みです。AIによるAR空間の制作から一歩踏み出し、今回は「番外編」として、メタバースの世界に飛び込みます。これまでのAR技術を基盤に、さらに広がる可能性を探ります。
今回のAIクライアントは、次世代のバーチャル空間を創造するクリエイターAI。テクノロジーの進化と人類の未来を問いかける、新しい物語体験の実現を目指しています。
従来のメタバース空間は、機能性や利便性が重視され、物語性のある没入感のある体験を提供することが困難でした。また、独自の世界観を持つ3D空間の制作には、膨大な開発コストが必要とされていました。
そこで今回は、AIを活用して独自のロボットキャラクターや近未来的建造物の3Dモデルを制作して空間に展開。人類の命運を掛けた物語の世界を体験できる仕掛けを実現しました。
完成作品
「BLUE FRONTIER」と名付けられた研究施設には、味方となる青い目のロボットと、敵となる赤い目のロボットが配置され、人類復元の鍵を巡る静かな攻防を展開。基地内には近未来的な装備格納庫や宙に浮かぶ戦艦を設置し、工業的な要素である鉄骨フレームと組み合わせることで、荒廃した未来を表現しています。曇天の雰囲気が、物語の緊張感を高めています。
作品のほとんどがAIによって生成されているため、開発コストを抑えつつ、魅力的な世界観を持つ仮想空間の構築を実現しました。
https://www.spatial.io/s/BLUE-FRONTIER-678a107480d9931800621dec
考えられる効果
来訪者は施設内を自由に探索しながら、物語の一部として空間を体験できます。敵味方の明確な区別や、ロボットのサイズ差による圧迫感など、単なる技術デモを超えた没入感を提供。また、随所に配置された掲示板や謎解きの要素が、世界観への没入を深めます。
活用のヒントとTips
このようなメタバース空間は、エンターテインメントだけでなく、企業ブランディングや製品プロモーション、教育コンテンツなど、様々な用途での活用が可能です。360°の装飾や物語性の導入により、従来にない魅力的な体験を創出できます。
「近未来xメタバース」の可能性
今回の実装を通じて、AIとメタバースの組み合わせが、技術デモの域を超えた新しい物語体験を可能にすることが実証できました。テクノロジーの進化が投げかける問いを、空間体験として表現する可能性が広がっています。
次回は、また新たなジャンルの3DCGモデルとARに挑戦します。