Stable Diffusionのモデルデータの拡張子と種類についてのまとめ
Stable Diffusionで画像を生成するためにはStable Diffusion自体のインストールと画像生成のベースとなる、モデルデータを読み込ませることが必要です。モデルデータに関しては「HuggingFace」や「civitai」で探すことができますが、モデルデータは単一のモデルデータでも多数のファイルが提供されています。今日は、モデルデータの拡張子や種類についてまとめていきたいと思います。
モデルデータは大きく2つ
モデルデータは大きく2つあり、「SafeTensorsファイル(セーフテンサーズ)」か「ckptファイル(チェックポイント)」です。
safetensorsファイルとckptファイルの最大の違いは、任意コード実行の恐れが無いということ、そのため、セキュリティ的に安全ckptファイルよりも安全であると言われています。一部のモデルでは、CkptではwindowsDefenderなどでアラートが上がったという報告もネットではありますので、安全に運用したい方は、ckptでなくsafetensors形式の方を選んだほうが良さそうです。
ここから更にいくつかの種類に分かれていきます。
モデルデータの種類
多くのモデルデータはSafeTensors単体ではなく、様々な種類が提供されている場合があります。
safetensors:フルサイズの安定版
pruned.safetensors:pruned版(フルサイズから不要ファイルを除いた軽量版)
pruned.ckpt:pruned版のチェックポイントファイル
pruned-fp32.ckpt:fp32(単精度浮動小数点演算
pruned-fp16.ckpt:fp16(半精度浮動小数点演算)
fp16とフルサイズ版でも生成画像のクオリティは同じという情報もあります。少しでも軽くしたいという方は、Checkpoint Mergerタブfp16に変え、SafeTensors化もできますので、この当たりはまた詳しく解説したいと思います。
モデルデータの入手場所は?
モデルデータのダウンロードサイトは様々ありますが、有名なサイトは「civitai」と「Hugging Face」となります。civitaiはモデルごとに生成画像のサンプルが表示されており、直感的にモデルデータを探せますので絵柄からモデルデータを探すには最適です。お目当てのモデルデータがある場合はHugging Faceがシンプルで良いかもしれません。
どちらも会員登録不要でモデルデータのダウンロードが可能ですが、civitaiについては一部のモデルを閲覧するためには会員登録が必要です。
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