Kling AIの「Celebration」エフェクトを試す|最新AIで実験 Vol.35

AI CREATIVE BASEが探求する最新の生成AIツールや機能を試す実験シリーズ。完成作品だけでなく、試行錯誤の過程も包み隠さず公開します。クリエイターの視点でAIツールの可能性を探り、その実用性と表現の幅を検証していきます。
今回は、Kling AIの新しいエフェクト「Celebration」に挑戦します。このエフェクトは、静止画から5秒の祝福アニメーションを生成するもので、たった1枚のソロショットが“みんなにお祝いされる主役”に変身します。
使用素材
今回使用したのは、AIインフルエンサー「おむすびちゃん」の自然なポートレート画像です。舞台はアメリカンダイナー。赤いレトロブースに座るおむすびちゃんは、ドット柄のブラウスで明るくポップな雰囲気を演出しています。髪型やメイクもいつも通り自然体で、撮影当時の空気感をそのまま封じ込めたような写真になっています。この「一人で座っている」状態の自然な構図こそが、Celebrationエフェクトにとって最も重要なポイントです。

出力結果
生成された動画では、静止していたおむすびちゃんに動きが加わり、周囲から突然の祝福が降り注ぎます。カラフルな紙吹雪、バースデー帽、まばゆい笑顔など、まるでその場に祝福の空気が生まれたかのような演出が施されています。
「Celebration」エフェクトは、静止画のキャラクターや人物を”祝われる存在”に昇華する非常にユニークな機能です。背景演出の精度も高く、ただのモーショングラフィックではなく、「演出+感情演技」込みの体験設計となっているのが印象的でした。
この技術は、キャラクターの誕生日投稿やファンアート演出などで活用が期待できるでしょう。
次回は、また新たなAI実験に挑戦します。
引き続き、お楽しみください。