AIインフルエンサーおむすびちゃん|群青にほどける白

このシリーズでは、AIインフルエンサー「おむすびちゃん」が、さまざまな装いと空間の中で過ごす時間を切り取ります。そして、スタイルや空間がもたらす印象を、写真や動画とともに言葉で記録していきます。
まるで心拍のように静かに揺れる
群青のカーテンが、背景というより“空気”を塗り替えていた。
その深さを受け止めるように、ワンマイルウェアの白がゆったりと広がる。

髪の先を指先でつまみ、
夜の波をすこしだけすくい上げるしぐさを見せる。
ライトに混ざるクールブルーが頬をかすめ、
白い生地の影をほのかに染めるたび、
群青と白が重ねた呼吸が目に見えるようだった。
ミニマルな配色は、しばしば“静けさ”と呼ばれる。
けれど今日の静けさは、深海ではなく水面のように—
わずかな揺らぎを映し返し続ける鏡だ。
色を削ぎ落とすことで、むしろ色の鼓動が聞こえてくる。
次回も、のぞいてみてください。