Kling AIの「MochiMochi」エフェクトを試す|最新AIで実験 Vol.3

AI CREATIVE BASEが探求する最新の生成AIツールや機能を試す実験シリーズ。完成作品だけでなく、試行錯誤の過程も包み隠さず公開します。クリエイターの視点でAIツールの可能性を探り、その実用性と表現の幅を検証していきます。今回は、Kling AIのエフェクト機能「MochiMochi」に挑戦します。
出力結果
今回は、AIインフルエンサー「おむすびちゃん」の画像で試します。1回目の生成では、おむすびのような形状になっていき、モチモチとした柔らかな質感に変化しました。手で軽く押している様子が写っており、まるで実際のもちもちした食感が伝わってくるような効果が得られています。まさに「おむすび」ちゃんの名前を体現したようなユニークな結果となりました。
ただ、身体部分は元の二次元表現のまま残ってしまったため、視覚的な統一感に欠ける結果となりました。AIの予想外の解釈による面白さはありますが、再度生成してみます。
完成作品
2回目の生成では、おむすびちゃんの全身を捉えて、より完成度の高い出力が得られました。白っぽい質感と黒い部分のコントラストがはっきりとし、指で押した時の弾力感まで伝わってくるような仕上がりです。
「MochiMochi」という名前通りの柔らかな質感表現は見事に実現されており、思わず触れてみたくなるような立体感が特徴的です。キャラクターの可愛らしさは違った形で表現され、新たな質感を持つ姿に生まれ変わった面白さがあります。
「MochiMochi」エフェクトは、キャラクターデザインの新たな表現スタイルの創出、SNS向けのユニークなビジュアルコンテンツ制作、ブランドマスコットの差別化、アニメーションにおける特殊エフェクト表現などのシーンでの活用が期待できるでしょう。
次回は、また新たなAI実験に挑戦します。
引き続き、お楽しみください。