SDXL1.0に対応したEasyNegative「negativeXL」
SD1.5では生成を補助してくれる多くのembeddingsファイルがありましたが、残念ながらSDXLとは互換性が現段階では無いため、それらの恩恵を受けることができません。今日はSDXL1.0でも利用可能なEasyNegative「negativeXL」の導入方法から使い方までを解説します。
embeddingsとは?
embeddingsとは「埋め込み」という意味で、「Textual Inversion」という手法で学習させたファイルを指します。これらを利用することでそれぞれに学習されたファイルが生成される画像を補正し、品質を上げてくれます。
negativeXLについて
EasyNegativeと同じ開発者が配布しているもので、CIVITAIからダウンロード可能です。
https://civitai.com/models/118418/negativexl
トリガーワードは以下の通り
negativeXL_D
embeddingの導入方法については、SD1.5と変わりは無く、「embeddings」フォルダにファイルをダウンロードします。
詳しくは知りたい方は「Stable Diffusion embeddingsファイルと使い方を解説」をご覧ください。
一点注意が必要なのが、SDXL 1.0のTextual Inversion対応はバージョン1.6からとなりますので利用する前にアップデートが必要な方はWebUIのアップデートしてください。
negativeXLの効果
同一プロンプト、同一Seedで右側が、negativeXL有りで生成 ※効果をわかりやすくするため、シンプルなプロンプトで生成。若干ですが、顔の作画バランス、細かい髪の毛の描画、植物の書き込みなどが向上しているように感じます。
SDXLでもembeddings
WebUIに対応したことで、多くのembeddingsがリリースされていきそうです。今後の発展やリリース情報には注目したいと思います。