AIアニメプロジェクトを進めていく中で、これまで画像生成・省力化フロー・実写変換など、さまざまなアプローチを検証してきましたが、今回は動画生成AI「vidu Q3」を用いたバトルシーンの生成実験を行いました。
本実験では、
・nijiJourney v7で生成したイラスト
・vidu Q3での動画生成
を組み合わせ、
どこまでアニメ的な演出・カット表現に近づけられるかをテーマに検証しています。
実験の目的
アニメ演出に近い「カット」を作れるか?
これまでの動画生成AIでは、
・動きはあるが演出が弱い
・全体が均一でメリハリに欠ける
・アニメ的な「溜め」や「決め」が出にくい
といった課題がありました。
そこで今回は、バトルシーンという演出密度の高い題材を選び、
・動きの緩急
・カメラの寄り引き
・一瞬の静止感
といった、アニメ演出を意識したプロンプト設計を行い、vidu Q3での動画生成を試しています。
実験結果
これまでにない「アニメ寄りの演出カット」
生成された動画を確認したところ、
・カメラワーク
・被写体の動き出し
・一瞬の決めポーズ
などにおいて、従来の動画生成AIではあまり見られなかった、アニメに近いカット表現が確認できました。
課題点:コマ送りで見ると見える「AIアニメ特有の溶け」
一方で、生成された動画をコマ送りで確認すると、
・輪郭のブレ
・ディテールの崩れ
・フレーム間での情報の溶解
といった、AIアニメ特有の課題も依然として残っています。
アップスケール処理や後工程によって、
この溶けをどこまで抑えられるかが、今後の検証していきます。