AIが生成したARで街中が海の中に！水族館体験の新しい形 AI-AR vol.6

今回のAIクライアントは、地域の観光振興を担当する自治体。身近な街並みを幻想的な水中世界に変える試みとして、ARによる独創的な水族館体験の創出を目指しています。

従来の水族館は施設に足を運ぶ必要がありましたが、今回は街中の様々な場所をARで水中空間に変換。AIで生成した海洋生物たちが、日常の風景の中を自由に泳ぎ回る新しい体験を実現しました。スマートフォンを通して、まるで街全体が巨大な水槽になったかのような魅力的な空間を演出しています。

AIによる3Dモデル生成

可愛いらしいクマノミ、緑に溶け込むタツノオトシゴ、芝を散歩するペンギンなど、様々な海洋生物を生成。特に、青空を大海原に見立てて悠々と泳ぐジンベイザメや、街路樹の間をすり抜けるウミガメなど、スケール感のある演出を実現しました。また、木の植え込みと一体化する珊瑚礁など、現実の景観とARを自然に融合させる工夫を施しています。

実際の投影結果と効果 

実際の街中での投影では、歩道や公園、広場など、様々な場所で海の生き物たちが活躍。特に、住宅街の真上を泳ぐジンベイザメは圧巻の存在感を示しています。また、草むらに設置した泳ぐ熱帯魚を子どもたちが手で触れようとしたりして、探検心をくすぐるスポットになりました。

活用のヒントとTips 

このAR水族館は、都市部の観光振興だけでなく、教育施設や商業施設、イベント会場など、様々な場所での活用が考えられます。また、季節や時間帯に合わせて出現する生物を変更することで、何度でも新鮮な体験を提供できます。

「街空間×AR」の可能性

今回の実装により、AIとARの組み合わせが、日常の都市空間に魔法のような体験を付加できることが実証されました。  次回は、また新たなジャンルの3DCGモデルとARに挑戦します。